私はお客様のお部屋の改造をするとき、必ずと言っていいほど、家具に背板を設置します。ホームセンターで板を買ってきて、家具にくっつけてしまうのです。
この背板、とっても便利。
家具の裏側はたいてい塗装がされていない為、壁面に配置する事が多いと思いますが、背板を付ければお部屋の真ん中に家具を配置することもできます。
背板があることで、空間を仕切る事ができます。
裏は手作りの壁になっているので、照明を仕込んだり、好きな柄の壁紙やマスキングテープでデコレーションをしたりと、何でもできてしまう優れもの。
壁や床を一切傷つけずに楽しめるので、賃貸住宅に住んでいる方にでも気軽にトライしていただけます。圧迫感を出したくないときは半透明のプラスチック素材を張ることもできます。
カラーBOXなどに板をのせて、お手製のカウンターを作ったり、アイディア次第で色んな顔に変身してくれます。
こちらのお部屋はカウンター横にスチールラックが置いてあり、その後ろに背板を設置しています。
アメリカンな雰囲気を出す為、板はオイルステインで塗り、木目を残しました。

こちらはカラーBOXに背板を付け、お部屋の仕切りと化粧台としての機能を発揮しいてくれています。

こちらのお部屋では、TVの両サイドの棚に背板をつけました。
この板は穴を空けても原状回復できるので、照明を仕込み憧れのアジアンテイストのお部屋を作りました。

DIYというと何だか難しく敷居が高いイメージがあるかもしれませんね。
DIY初心者にとって一から作るのは難しいかもしれませんが、こうやって既存のモノにひと手間加えるだけで、お部屋の雰囲気は随分変わってきます。
お部屋作りの参考になれば嬉しいです。